つづく日々を奏でる人へ

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ゼロから始めるFE生活⑵ いつか彼女を救うまでの物語。

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お久しぶりのFE日誌。

この数週間がっつり体調を崩していたためゲームどころではありませんでしたが、なんとかブログを書けるくらいには回復してまいりました。今日からまた更新頑張るぞい。

 

前回、ひょんなキッカケから女神信仰の地、ガルグ=マク大修道院の教師となった主人公。三つの中から一つの学級を選び、そこから彼のドタバタ教師生活が始まるのですが…。

 

まずはじめに更新が途絶えていたこの数週間で、僕がお話をどこまで進めたのかをお伝えしておきます。

主人公が教師を受け持つ期間は一年間。赴任した四月から一年後の四月までの物語が描かれる訳ですね。そんな中で僕は前回の更新から、

 

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半年分進めてしまいました。

ごめんなさい。

当初は「各月ごとに記事にしていこうかな〜」くらいの算段だったのですが想像以上に本編にのめり込んでしまい、またゲーム内の時間の経過が早かったため、気付けば前回から半年以上が経過していました。

なので予定を変更し、今回はこの半年間の記録を兼ねたプレイ日誌になります。日誌とは。

 

戦闘

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まず戦闘から。FE初心者の僕はFEと聞くとなんとなく「知略を巡らすゲーム」「ターン制で駒を動かすバトル」くらいのイメージしか持っていなかったのですが、実際に遊んでみるとそのシンプルかつ奥深いシステムに驚かされました。

 

戦闘は基本的にフィールドに配置された味方の駒を動かすことで進行していきます。これが敵の駒と隣接した場合のみ攻撃を与えることが出来るのですが、その攻撃にも本人のジョブや武器種、その他諸々の相性があるため闇雲に攻撃するワケにもいきません。

調子に乗ってほいほい駒を動かしていると、


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あっさりやられます。

ゲームオーバーの画面が陰惨すぎるよ!重いわ!

ちなみに上画像は初期中の初期、確か赴任直後に行われる三学級対抗戦のものなのですが、まぁコテンパンにやられました。一応初心者用のモードで進めてるはずなのにね…。


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ただ慣れてくると段々と「いつ」「どこに」「どのように」駒を動かしていけば良いのか読めるようになってきます。このコツを掴んでいく過程がなんとも気持ちいい。

例えば多方向から敵が攻めてくる場合、こちらの戦力もいい具合に分散させて対応したりとか。回復役は狙われやすいので後方に配置したりとか。回避率の高い草むらに紛れながら進軍したりとか。

 

実際の戦争さながらに、常に大局を見渡し、敵味方の戦力を隅々まで把握しきる「目」が必要とされます。こういうシュミレーションゲームみたいなのって今まで遊んだことなかったのでとても新鮮で良きですね。

敵もただ強くなるのではなく、しっかり頭を使わないと勝てない難解な状況に追い込んできたりするので歯応えも十分です。ほんとね…シンプルに戦闘部分が楽しい…。

 

学園生活

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そんな脳味噌フル回転な戦闘でヘトヘトになった主人公を待ち受けるは、癒しの学園生活。

主人公は毎週末に個性豊かな生徒ひしめく校内を散策することが出来るのですが、これがまぁ楽しい。

お気に入りの生徒と一緒に食事を摂ったり、聖歌を歌ったり、栽培していたお花をプレゼントしちゃったり。


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一緒にお料理したり。

 

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個別指導が出来たり。


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浴室なんていう素敵プレイスに胸躍らせちゃったり。そういうイベントの発生に期待しちゃったり。


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何故か釣りという名のリズムゲーが始まったり。


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そして極め付けはこれ。お茶会。

これはお気に入りの生徒と二人きりでお茶会を開き、生徒の求める質問を投げかけることが出来れば会話が弾み、最終的に好きなだけ生徒を眺めまくれるという完全なるギャルゲーシステムです。

もうこれアイマスじゃん。パーフェクトコミュニケーションじゃん。


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パーフェクトコミュニケーションを達成したので好きなだけ愛しのイングリットちゃんを眺めます。加えて、表示されるボタンを押すと彼女にちょっかいをかけられるおまけ付き。

大丈夫このゲーム??本当に戦闘シュミレーションゲー?別のものシュミレーションしてない??


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お茶会後の説明文。

「しばらくの間、2人だけの時間を楽しんだ…」じゃないよ。黒い背景も相まって意味深な感じになってるじゃん。

 

物語

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そんな戦闘と日常の裏で繰り広げられる物語。

まだ半年が経過したところなので物語の全容は見えるようで見えないようで…という感じですが、どうやら成り行きに見えたこの教師生活、何かとんでもないがあるようですね。

 

主人公は、千年以上前にこのフォドラの地を大混乱に陥れた解放王ネメシスの血を受け継ぐ人物だとか。そしてその血を巡り、仮面の男やら死神騎士やら怪しい面々が暗躍している様子。そしてなにより、主人公が身を置くガルグ=マク修道院内部にも敵の内通者がいるようで…。

 

千年に渡る因縁、血筋、運命。

平和な学園生活はいつしか、暗雲立ち込める不穏な世界へと変貌していきます…。

 

イングリットちゃん

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因縁?血筋?運命?暗雲?

知らんそんなことよりイングリットちゃんだっっっ!!!!!!!!!

難しい話や重苦しい話は責任ある大人達にお任せしましょう。そんなことよりイングリットちゃんです。主人公が教師を続ける唯一にして絶対の理由。本作における最大指標、イングリットちゃん。

どれだけ物語が陰鬱な雰囲気を漂わせようとも彼女がいるというだけでいくらでもプレイが捗ります。恋の力は偉大です。


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あくる日の釣り大会の様子。

イングリットちゃんは決して裕福な家の出という訳ではなく、そのためか彼女は異様に食いしん坊です。可愛い。

清楚な容姿に反して実は食いっけが凄くて、でも物を大切にする倹約家でもあって、って最高やん…可愛いところしかないじゃん…良妻賢母確定じゃん何だこの子……。


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これは同級生のアネットに容姿をべた褒めされるところ。公式で足長い、可愛い、髪綺麗設定ってヤバいな…やばいな…イングリットちゃんは足が長いんだ…スタイルが良いんだ…。


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べた褒めされて照れっっ照れするところ。ンギャ可愛い"ッッッ


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君も女性らしくて可愛いよッッッッッ!!!!!!!(クソデカ大声)

自分の可愛さに無自覚なところも含めてもう可愛さのトリプル役満って感じですね。魅力の築地市場かお前?

 

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そんな完全無欠の可愛さを誇るイングリットちゃんも、珍しく否定的な感情を向ける相手がいます。それがダスカー人。

同じ青獅子内だと、級長のディミトリに仕えるドゥドゥーがダスカー人になりますね。


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というのも彼女は、かつて婚約を控えていた青年を五年前に"ダスカーの悲劇"と呼ばれる戦争で失っています。ダスカー人が先導した反逆…その戦禍に巻き込まれ、婚約者を亡くした哀しみは計り知れないほど大きく…、たとえ級友であろうとも彼女はダスカー人に対する嫌悪の念を抑えることが出来ないのだそうです。


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更に彼女の抱える問題はそれだけでなく。

「紋章の有無」が重要視されるこの風花雪月の世界において、イングリットちゃんは一族で途絶えかけていた紋章が奇跡的に発現した…一族にとって言わば「希望」的な存在なのだそうです。


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そのため彼女の父親は、本人の望まない政略結婚を急ぎ…年中「縁談をこちらで申し込んでおいた」などといった内容の手紙を寄越すのだとか。

娘の意思など無関係に。

一族のエゴを一方的に擦りつけることを「愛」と勘違いしている、愚かで矮小な父親。


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ある時は会ったこともなければ、顔も知らない、ただ名だけを聞いたことがあるという人間と結婚させられかけてもなお、イングリットちゃんは父親を責めようとはしませんでした。

それどころか彼を「自慢の父」と敬愛する始末。

 

なんというか。あまりに健気で、出来た子すぎて、最初にこの辺りのエピソードを見た時は愕然としました。

娘の「紋章」にしか価値を見出さない独善的で哀れな父親にも理解を示そうとする彼女は、今を生きる僕らから見るとあまりに危うく、儚すぎる存在で。

 

…最初はただ純粋に彼女が好きだから始めたゲームでしたけど、エピソードを読み進めていくうちに彼女をたとえゲーム内でも幸せにしてあげたい欲が出てきました。

 

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今は亡き母親の形見として受け継いだ指輪。

これをどうにかイングリットちゃんにプレゼントしてあげたい。

一族の下らない楔の中で苦悩する彼女をもし救えるのなら。この指輪で彼女を解放できるのなら。


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この半年間の集大成とも言える三学級対抗戦でも、見事イングリットちゃんはMVPを果たしました。この調子で彼女を導いていった先に、いつか彼女を救える未来があるのならーー。

 

いつかそんな希望的な光景が見られると信じて。今回のプレイ日誌はこの辺りで締めさせていただきます。

あっという間の半年間。

これからの半年には何が待ち受けているのか。

そして更にその先にはーーー。

 

いつかイングリットちゃんを真に救える未来に到達するまで、「ゼロから始めるFE生活」は続きます。