つづく日々を奏でる人へ

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『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』プレイ感想記事

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皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のお話はアトラスさんより発売されたSwitch版ペルソナ5 ザ・ロイヤル(以後P5R)』について。

去年の暮れに購入し、この二ヶ月間自分のゲーム生活の中心にあった本作を先日、無事にクリアいたしました。

1、2周目併せてクリア時間は計187時間。途中でうっかりセーブせずに電源を落としてしまったこともあったため、恐らく実際には200時間をゆうに超えているかと思います。冷静に考えてみても恐ろしい数字。

自分はそこまで多くのゲームに触れてきた人間ではないのであまり参考にはならないかもですが、まず間違いなく、これまで遊んできた中でダントツの完成度を誇るゲームでした。

その感想は遊んでいる最中も遊び終えた今も変わることなく。物語にバトル、操作感にUI、音楽にビジュアル……ゲームに必要な要素は多岐にわたりますがP5Rはどのタイミング、どの視点から切り取ってみても全てが最高水準で成立してるーーまさしく“奇跡”のような作品です。

凡そ200時間ぶっ続けでゲームを遊ぶ経験も初めてでしたが、何より、200時間遊んでいながらその道中「不満らしい不満点が浮かばない」のは過去に例のない経験で、自分は終始その完成度に打ちのめされながら物語を進めていきました。

そしてそれらの果てにエンディングを迎えた瞬間の感慨たるや。じっとエンドロールを眺めながら、ゲーム内の世界でこれからも生きていく彼らの未来を思う、そんな余韻の残る作品でした。

今回は物語のネタバレは避けつつ、「P5Rのここ良いよね」というポイントをなるべく詳細に書き留めていこうと思います。感想記事ではありますが未プレイの方も安心してお読みいただけるものとなっていますので、よければ最後までお付き合いくださいませ。

 

まずは物語。P5RのゲームジャンルはRPGとなるため、兎にも角にもこれは外せません。事前に本作の物語が優れていることはなんとなく把握していたのですが、実際に触ってみると想像を遥かに超えたその緻密さに自分は圧倒されることになります。

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ーー舞台は都内、某所。

東京の街並みには若干不釣り合いな荘厳なカジノの一室で、ある日、一件の盗難事件が発生します。盗まれた物品は頑丈なアタッシュケース。犯人の青年は複数の仲間と共謀し、見張りの厳重なカジノからの脱出を試みます。ワイヤーアクション、回避に隠密……怪盗さながらの華麗な動きで包囲網を潜り抜けていく犯人。

見事建物を脱出し、無事成功したかに思われたその作戦はしかしあと一歩、カジノの外に待ち構えていた警察の群勢によって失敗に終わります。

身柄を拘束され、あえなく地下深くの尋問室に収容される青年。自白剤を投与され、半ば強制的に調書に書かされた彼の名は雨宮蓮。

ここ最近、世間を騒がせていた『心の怪盗団』と呼ばれる犯罪集団のリーダーであり、その正体は都内の高校に通うごく普通の学生でした。

彼の担当として特捜部から派遣された女性検事……新島冴との尋問の中で、雨宮はこの数ヶ月の間に自分の身、そしてこの日本で何が起きていたのかを包み隠さず供述することとなります。それは自らの犯罪遍歴を明かすと同時に、自らの潔白を証明する、長い長い回想の始まりでしたーー。

……P5Rの物語はこうして、「主人公の記憶を数ヶ月前から追体験する」という特殊な形式で進行していきます。物語冒頭……桜の花弁が舞う暖かな新学期、その時点でまだ“ただの高校生”だった主人公は、いかにして『心の怪盗団』となったのか。そして『心の怪盗団』は何故、どのような手口で完全犯罪を成し遂げたのか。

その過去が、現在が、未来が一点に結び付く時、日本中を巻き込んだ世紀の大捕物の幕が開くことになるのです。

 

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……とまあ大筋だけ書くとまるでシリアス一辺倒な物語のように思われるかもですが、そこはご安心ください。このゲーム、日常パートがえんらい楽しいです。えんらいです。えらいを通り越してえんらい楽しい。

主人公はあるキッカケにより発現した能力ーーペルソナを用いてこの世に蔓延る悪人たちの心に直接侵入し、その奥底に眠る歪んだ欲望を頂戴する『心の怪盗団』を結成。仲間たちと共に数多の悪党を“改心”させていくことになるのですが、逆に言えばそれ以外の時間は基本的に何をしても自由。

買い物するもよし勉強するもよし。ぐうたら寝転ぶものんびり散策するも、行動の全てがプレイヤーに委ねられています。

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故に、こうして放課後は主人公と同じ高校に通う生真面目生徒会長と四六時中脇目も振らずイチャつきまくることも可能です。最高のゲームじゃん……。

勿論上に書いたように「ペルソナの力を使って悪人を改心させる」という主目的は存在しますが、改心の期限は比較的余裕を持って設定されており、よっぽど変な行動を取り続けない限り基本全てのボスには勝てるようになっています。いつでも難易度変更できるしね。

よって、プレイヤーに与えられた時間の多くは自由行動。ボスを倒すために黙々と鍛錬することも可能ですが、何よりも放課後の交流パートが楽しすぎて怪盗業が疎かになってしまうこともしばしばです。

授業中は真面目な学生を装いながらこっそり仲間とチャットしたり、放課後はお気に入りのキャラと好きな場所に出掛けたり……その果てにはなんと恋人同士になれたりと、シリアスな本編と対を成す、理想の学園生活を彩る要素が満載です。

 

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……遊び始めてしばらくは行ける範囲も話せるキャラも少ないため行動にもだいぶ制限がありますが、ある段階から徐々にそれらが解放されていき、最終的には毎日こんな感じになります。

溜まりに溜まったチャットに返信しつつ、空いた時間で瞑想や筋トレ、バッティングセンターにも通い……ああそうだ、この間借りておいたDVDや本にも目を通して潜入道具も作成して……ってあれ、もしかして怪盗稼業より日常の方が忙しいのでは?


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ちなみに自分の一番のお気に入りキャラは上にも書いた現役美人生徒会長の新島真ちゃん。

気の強い秀才でありながら、これまでそういう経験が皆無だったため恋愛に関しては完全に奥手の女の子という、そんなん誰だって好きになるだろズルいぞアトラスと叫びたくなるキャラクターです。

序盤は主人公の居候先近くで町医者をやっている色気のヤバすぎるダウナー女医お姉さんこと武見妙さんに意識を丸ごと持っていかれたのですが、彼女を恋人に出来るかの大事な場面で誤った選択をしてしまい結局「仲のいい人」止まりに。

しばらく立ち直れなくなっていたところに現れ、いつも主人公を厳しくも優しく見守ってくれた新島真ちゃんと晴れて恋人になったという訳でした。

こうやって書くと経緯が生々しいな……。

 

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主人公が「結婚願望がある」と言った際、仲間の中に恋人がいるとこういう反応が追加されます。細かい。

しかしなんべん言うねんという話ですが、このゲームはとにかく日常パートが楽しすぎるんですよ……。

恋人になるまでの過程でも色々な選択肢がありますし、個別コミュ後には必ず相手から電話がかかってきたり、とにかく行ける範囲が広いので「誰と」「どこで」「何をするか」の組み合わせだけでも膨大。休日や恋愛関係限定で行ける場所が増えたり、会話シーンに特殊な台詞が追加されたりと、自分がどういう行動を取ってきたかで変化する物語の「幅」が広いんですね。

故に同じエンディングに到達しても、十人十色の思い出がある。

自分が1周目から間隔を空けずそのまま2周目に移れたのも、全てはこの「自ら物語を紡いでいる感」がどのゲームよりも強烈だったからです。

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P5Rにはカレンダーシステムというものが搭載されており、主人公の「放課後」「夜」の行動と共にゲーム内の日付も一日ずつ進んでいきます。

鍛錬に励むも怠けるも恋に生きるも全てはこちらの選択次第。

そしてそれらを積み重ね、結集させた先で物語の結末を見届けた時。そこにはプレイヤーごとに異なる、掛け替えのない一年間の記憶があることでしょう。

 

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また、P5Rは敵地に潜入した際の戦闘でもプレイヤーの心を豊かに刺激してくれます。

アシッドジャズ調の優美なBGMに乗せてキャラクターが躍動するバトルはターン制バトルであることを忘れさせるほどにスピード感があり、特徴的なUIも相まってその都度極上の爽快感をもたらします。

同じ戦闘でも、相手の弱点に対応したペルソナを呼び出す「ペルソナチェンジ」、仲間と攻撃を順々に繋ぐ「バトンタッチ」、特殊な条件を満たすことで優位に立てる「テクニカル攻撃」、そして豪華なカットインと共に敵に必殺の一撃を叩き込む「総攻撃」などその戦略の幅は広く、初心者からやり込み型の人まで満遍なくバトルを楽しめるはずです。

 

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また、本作には2019年、PS4版が発売された際に有償DLCとして配信された各キャラの専用衣装が初めからほぼ全て収録されており、お気に入りの服に着替えて戦闘に繰り出すだけでも無限に時間が溶けていきます。

おまけに一部衣装は、主人公が着替えると戦闘BGMが固有のものに変わるという凄まじい気合いの入りよう。

同じシリーズでもメンバーごとに細部が異なるものも用意されており、その総数は最早いちいち数えるのも骨が折れるほど。ネタっぽい衣装で戦ってみたりセクシーなコスチュームを穴の開くほど観察してみたり、先ほどの戦闘システムも併せてここでもP5Rはユーザーに大きな「幅」を提供しています。

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これは新島真ちゃんにピチピチニットを着せた時のボディラインが凄かった時の写真。この色気で高校生は無理でしょ……

 

また、これは日常と戦闘パート両方に言えることですが、P5Rを遊んでトップクラスに感動した点がその操作感

前述の通り自分はこれまでそこまで多くのゲームを遊んできた人間ではないのですが、そんな自分でも今まで何度か、ゲームのキーコンフィグに違和感を感じることがありました。

制作者やメーカー、またターゲットが異なる以上、当然ながらボタンの配置も千差万別です。

ABボタンの役割は概ね共通してるとして、XYボタンは何に使うべきか。ならばLRボタンは?+ボタンは?こればかりは人それぞれ感性が違うため一概に答えが出るものでもありません。

しかし、P5Rを触った時に自分が衝撃を受けたのはとにかく練られたボタン配置でした。

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例えば先ほど挙げたXY、LRボタンに関しても、本作では「Rボタンをマップ」「Yボタンにチャット機能」を当てることで解決を図っています。実際に本作を遊ばれた方は分かると思うのですが、この二つは日常パートで特によく使う機能なんですよね。

それらをRボタンとYボタンに配置するとどうなるかというと、

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Switchを両手持ちした際に右人差し指と親指が自然とその位置に来るんですね。

マップを+ボタンとするゲームも多いですが、P5Rではそこをセーブ機能に、−ボタンは戦闘中稀に発動する「SHOW TIME」という必殺技に当てはめています。これらは先ほどとは異なり少し指を伸ばすことで押せる位置にあるため、「使用頻度は落ちるが重要度の高い機能」が割り当てられてる訳です。

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……P5Rの感想を述べる際によく用いられる表現として「UIがオシャレ」というものがあります。

実際、日常の会話シーンから戦闘画面に至るまで、P5RのUIはあらゆる面で卓抜しており、その刺激が本作のゲーム体験を唯一無二のものにしているのは明らかです。

ですがそれは、もしビジュアル面が優れているにもかかかわらず操作性が伴っていなかった場合、そのこだわりが悪い方向に作用する危険も孕んでいます。「目立つデザイン」と「万人が納得するデザイン」は本来相反するものです。

しかしP5Rは、

・まずオシャレなUIがあり

・それらの視認性が高く

・おまけにボタン配置の最適解まで提示する

という荒技を実現してみせました。

その結果、自分はプレイ中何のストレスを感じることもなく200時間最後まで物語を遊び尽くすことができ、そしてこの体験を可能にした開発陣の並々ならぬ努力と工夫に、心からの敬意を抱くのでした。

 

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『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』×『ペルソナ5』ジョーカー参戦決定記念!桜井政博さんSPECIALインタビュー! - YouTube

……スマブラカービィシリーズで知られるゲームディレクターの桜井政博氏は「普段滅多にベタ褒めしない」性格でありながら、以前自身のコラム内で本作をキャラ絵よし!ゲームシステムよし!音楽よし!モンスターデザインよし!世界設定よし!シナリオやセリフよし!いろいろよし!の無敵ゲーム』と評していました。

氏のみならず、本作は世界中のゲームファンから絶大な支持を集め、海外のレビュー集積サイトMetacriticにおいて2022年発売されたPCゲームの最高得点を叩き出すなど、日本を代表する名作RPGと呼ばれるまでに至ります。

 

その理由が、200時間遊び終えてようやくコントローラーを置いた時、自分にも分かるような気がしました。

物語にバトル、操作感にUI、音楽にビジュアル……ゲームに必要な要素は多岐にわたり、P5Rはそのどれもが傑出した作品です。これ以上完成度の高いゲームには今後しばらく出会えないのではないかと、そんな現実味のない感想を抱くほどに。

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日常パートの中で迫られる「誰と」「どこで」「何をするか」。

会話内に発生する無数の選択肢。

戦略性の高いバトルの中でどのキャラの、どのコマンドを選ぶか。

どの衣装で、どの音楽で戦場に赴くか。

そしていつ、悪人を改心させるのか。

これまで書いてきたように、そしてここには書ききれないほどに、P5Rは一本のソフトの中にあまりに多くの「遊びの幅」を詰め込んだ作品です。

それは先の展開を大きく変えるようなものから、なんてことない日常の一幕まで。

人生がそうであるように、このゲームはいつだってプレイヤーに多くの選択を迫ります。

そしてそれらを選び、経験し、蓄積していくうちに、この物語は徐々に自分が肌身で感じた「ただ一つの物語」へと変化していきます。

画面の向こうの他人事から、決して見過ごせない自分ごとになっていく。

ドラマではなく、アニメではなく、小説ではなく、ましてや実況や伝聞など以てのほか。

ゲームだからこそ味わえる、“遊ぶ”からこそ味わえるもの。

そんなゲームの醍醐味が、本作には凝縮されています。自ら選び、自らの意思で未来を勝ち取る物語。

強大な現実に立ち向かう彼らの人生を、同じ歩幅で体感するーー極上(ロイヤル)の一年間。

 

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ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、歴史に刻まれる傑作です。

もしご興味がありましたら、是非ご自身の反逆の意思で、その未来を掴み取ってくださいませ。

 

 

コミケ100行ってきたよ記事

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行ってきたよ、コミケ100!!!!!!

そういう訳で行ってきました。行ってきちゃいました。自分がアイマスの歌詞の中でも特に好きな「夢を初めて願って 今日までどのくらい経ったのだろう」という言葉を借りるのなら、この日、この瞬間をどれだけ待ち望んだことか。参加を決めたのはここ数ヶ月のことですが、その思いには年単位の密度があったと思います。

 

振り返れば2018年、コミックマーケット94。

友人と共に人生初のコミケに参加してから、丸4年の月日が経過しようとしていました。この4年間に自分と、そして世界を取り巻く環境は大きく変容し、この世に生きる全ての人々が変化の先にある進化を求められることとなりました。

物理的な距離の確保。マスクを介した会話。新たな世界に即したマナー。それらに伴う弊害と混乱。そうした諸々を受け入れ、踏破しようという今、日本が世界に誇る同人文化の祭典が再び幕を開けようとしている。これに個人差はあれど、心躍らないオタクはいないはずです。

かくいう自分も例外ではなく、かつてない苦境を乗り越えた先で記念すべき100度目の開催を控えたお祭りの存在に、人知れずそわそわしていました。行きたい。行ってみたい。4年前に一度経験したあの熱気を、否。それ以上の熱狂に飛び込んでみたい。

そんな中。

 


あるひとりのイラストレーターさんがコミケ100への参加を表明されました。

それは、自分が愛するスマホゲームで、自分が想い続けたキャラクターのデザインを担当された方でした。

ゲームの名前はFate/Grand Order、キャラクターの名前は徐福、イラストレーターさんのお名前はTAKOLEGS(えんど)さん。

一部の方はご存知のように、徐福はFGO内で2年前に期間限定イベントの黒幕として登場したNPC

当初立ち絵すら用意されていなかった彼女は、運営サイドの何気ない提案からTAKOLEGS先生のもとへデザインの依頼が届き、結果、氏が描かれたビジュアルも相まってユーザー間で人気が爆発。NPCでありながら「誰もが実装を望む黒幕」になったという、特殊な経歴を持つキャラでもあります。

彼女はその後、ユーザーからの声援を受けるようにゲーム内の要所要所で出番を獲得。今年の3月にはTAKOLEGS先生による新たな立ち絵と豪華なボイスを引っ提げ、見事再登場を果たすのでした。

そして7月末。7周年記念生放送内で明かされた新規サーヴァントの一角として遂に正式に実装。最初は立ち絵すら存在しなかった徐福は2年の時を経て、晴れてこの世に顕現したのでした。

 

FGOはシナリオが主体のゲームです。奈須きのこ先生をはじめとする作家陣が綴る、豊かなテキストなしにこのゲームは成立し得ません。

しかし一方で、文章に重きを置きながら、デザインの魅力が時にキャラクターを「運営が想定していた反応の向こう側へ連れていく」事例が発生します。文章の達人と絵のスペシャリスト。これらが混ざり合うことで生じる化学反応。

徐福は、FGOの中でもその化学反応を最も体現するキャラクターと言っても過言ではありません。一度きりの黒幕で終わるはずだった彼女がTAKOLEGS先生の筆致によって更に先の魅力へと到達し、果ては周年サーヴァントの仲間入りをも果たした。本作の長い歴史で見ても相当に特殊なケースです。

 

自分は徐福に初めて出会った2年前から、彼女を想い続けてきました。それはひとえにテキストから伝わる彼女の憎めない人柄と、あまりに秀逸なデザインに脳を揺さぶられるような衝撃を受けたからです。

7月末、彼女の実装の瞬間に自分は文字通り飛び上がるほどに歓喜しました。喜び、叫び、感謝しました。実装に踏み切ってくださった運営の方々に。

彼女をここに連れてきてくださったTAKOLEGS先生に。

先生の参加表明を見た時に、決意は固まりました。ならばあとは進むのみ。



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記念すべき100回目のコミックマーケットは、世界中を襲ったウイルスの猛威に対して最大限の注意と、多くの感染対策を講じていました。

そのひとつが事前チケット制。

入場者数を運営が把握、管理できるよう事前に抽選で配布したチケットをいくつかのブロックに分け、段階的に入場させる。参加者の間隔を空けつつ、人数を絞る上で最も効果的な策と言えます。一方で、参加者からすれば従来の「ふらっとコミケ行ってみたいな〜」的な気軽なスタイルはまず不可能となります。

つまり、自分が先生のサークルへ向かうには、

・チケットを当てる

・なるべく早い時間のブロックに配置され、最速で先生のサークルへ向かう

・そもそも問題なくコミケが開催される

・先生が無事参加できるようお祈りする

・自分が感染しないよう気を付ける(ここが一番大切)

という最低でも5つのハードルを越える必要がありました。そしてこれらのほとんどは基本的に祈るしかない運要素の強いものとなるため、参加を決意してからの数ヶ月間、自分の胃は常にキリキリ状態でした。心臓もキュってなりました。

 

そうして意思を固めてから数ヶ月。

あっという間に時は過ぎ、8月14日、コミケ2日目当日。自分は、

 

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きてました!コミケに!!!!

空が青い。空が高い。絶好のコミケ日和です。

数ヶ月にわたる不安から解放されようとしている自分の心模様を象徴するように、コミケの空は少しの曇天はありつつも希望的な陽の光に満ちていました。

道中わずかに雨に打たれたり、というかそもそも前日の1日目は台風直撃で凄まじい大雨にみまわれたビッグサイトも、2日目の朝にはなんとか天候を持ち直し、夏真っ盛りと言わんばかりに晴れ渡っていました。

 

ここに至るまで多くの困難がありました。

チケットはアーリーと呼ばれる高倍率の最速組ではなく、それより入場時間は遅くなるものの当選確率が幾分か高い午前の部を選択。

運良くその中から、最も早く、アーリー組に次いで入場できるC枠を獲得(正直ここが一番成否を分けたポイントだと思います)。

コミケは問題なく開催され、先生も体調を崩されることなく無事に参加、何より自分自身も、感染者が急増する東京の街を何とか生き抜くことができたのでした。

ここまで多くのものを積み重ねてきた。慎重に、決して取りこぼさないよう生きてきた。

何がなんでも先生の御本を手に入れる。

朝早く、炎天下の待機列に並ぶ自分の胸には強い決意がありました。

 

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周りを見渡せばそこには自分と立場を同じくする、数えきれないほど多くの参加者の姿が。

歴戦のオーラを纏う方や初々しい雰囲気の方。隣に目を向ければ事前に印刷された会場の地図に、恐らく優先度順に色分けされたペンで入念にサークルのチェックを行う猛者が。黙々と時間が過ぎるのを待つ者、現在開催中のFGOの水着イベントを進める者。まさに十人十色です。

自分が待機した東組は主にFGOをはじめとする型月関連のサークルが集中するエリア。今年は産みの親、型月そのものが出展するとあって、購買組の熱は必然的に、そこを中心とした大手のサークルへと注がれていました。

この膨大な列の中にTAKOLEGS先生のサークルへ向かう人達が潜んでいる。そう思うとヒリつくような緊張感と、同じ思いでここに到達した同志の存在に高鳴る気持ちが胸の内で混ざり合いました。

そうして10時半、コミケ開幕。

続々と会場内へ向かうアーリー組を見ながら、その時がくるのを今か今かと待ちます。

午前組の入場はアーリーから30分ほど遅れた11時から。午前最速の枠に配置されたとはいえ、印刷数がサークルさんごとに違い、かつその数が購買組には分からないコミケにおいて、30分の差はとても大きいです。

過去の記録を見ると、TAKOLEGS先生の御本は開場から1時間ほどで完売してしまうことが多いようでした。だとすれば、自分に与えられた時間は11時から11時半までの実質30分。何度も会場の地図を確認し、入場口から先生のスペースへのルートを頭の中で組み立てます。

 

30分後、いよいよ動き出す午前組の列。

逸る気持ちを抑えながら、係員の方の指示に従い、着実に前に進んでいきます。少しずつ近づいてくる、4年ぶりに訪れるビッグサイト。巨大な会場に呑み込まれるように足を踏み入れると、そこには壁一枚を隔てて、外とは全く別の世界が広がっていました。

 

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溢れる人。賑やかな声。行き交う人々の足音。

高揚感と焦燥と、期待に溢れた空気があまりに広大な空間の隅々にまで伝わっていました。

どこを見てもひと、ひと、人。その誰もが一様に自分が手にしたいもののために目を輝かせながら、一目散にそれぞれの目的地へと歩みを進めています。歩いて歩いて、時折立ち止まりそうになりながらも進んで。そんな希望のような光景が目の前に広がっていました。

ああ、楽しい。やっぱり楽しい。かえってきたんだ。またここに来れたんだ。

 

コロナ禍で多くのものが制限され、心が抑圧され、誰もが辛い思いを強いられた2年間。

それでも、“たのしいこと”は今も絶やされることなく続いていた。皆が踏ん張り、頑張った2年間の成果はここにあった。

グッときました。そりゃあグッときましたとも。

けれど感傷に浸るのはひとまず後にします。ここにきた目的、その全てを果たせる瞬間が目前にまで迫っているのですから。横目に映る同人誌の数々に後ろ髪を引かれながらもなんとか目的の場所へ。入場口からはおよそ反対にある東4の壁側へ向かいます。

 

多くの誘導を受け、多くの障害をこえ。

そうして歩いて、歩いた先で。

 

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自分はようやく、念願を果たすことができたのでした。

 

コミケに参加する前、自分はTAKOLEGS先生の御本を手にすることともうひとつ、ある目標を立てていました。

ーー先生に、直接お礼を言うこと。

徐福という少女に命を吹き込んでくださった恩人に、自分の口から感謝を伝えること。

それがこの数ヶ月、自分を動かしてきたたったひとつの原動力でした。そのためだけに、自分は遠路はるばるここまでやってきたのでした。

 

ウイルス対策の観点や、他のお客さんのことを考えれば、お話できる時間は殆どありません。

だから一瞬。売り子の方に「先生はどちらにいらっしゃいますか」と尋ね、その隣でお客さんに対応されていた先生がこちらを向かれたとき、自分はずっと秘めていた言葉を、ようやく伝えることができました。

 

ーー徐福ちゃんを生み出してくださって、ありがとうございました。

 

それは、2年分の思いを込めた言葉でした。

たったひとことでも、自分にとって何より価値ある言葉でした。

 

わずかな空白の後。

その意味を理解してくださったのか、先生はお忙しい中にあっても、こちらに対して一言、「ありがとうございます」と向き合ってくださいました。

本当に一瞬。時間にして5秒もないやりとり。先生にとって長く、激動の一日の中で恐らくどこかに消えてしまうほどに些細なひととき。

けれど自分にとって、それは永遠にも思える時間でした。

2年分の思いが実を結んだ、長く、かけがえのない5秒間でした。

 

 

その後のことは、正直よくあまり覚えてないのです。

いや、覚えてるんですよ。あれやこれや。

東館を横断するほどに長く続いた竹箒の列に記念で並んでみたり、「今なら運気が高まってるかもしれない」と竹箒列の中でFGOのガチャを引いてみるも特に何も起こらなかったり。

先生の御本が盗まれていないか誇張抜きで一日で30回はトートバッグの中を確認したり、オベロン本の列を高速で捌かれるマフィア梶田さんの姿を遠目に見て惚れそうになったり。

ほぼ素っ裸みたいなレイヤーさんがいて「流石コミケだ……(?)」と謎の納得をしたり、コミケ慣れしてないせいで東館と西館を何故か無駄に3往復くらいしちゃったり。

サンダルで3往復もしちゃったせいで踵に水膨れ、足の甲には「お前殴られたんか」みたいな日焼け跡ができて、足を引きずりながら帰る羽目になったり。あとで確認してみたら一日で2万5千歩進んでたり。

あれやこれや、色々あったのです。

こうして羅列してみるとあれ、結構覚えてるな。

 

でもやっぱり、自分にとってはTAKOLEGS先生のサークルに行けた。本を買って、直接お礼が言えたあの瞬間に全ての本懐は果たされたような気もして。あとの自分はーーそれはこれを書いている今も含めて、どこか、抜け殻のようでもあるのです。

初めて知りました。人間って目標を達成するとこんなにも萎んでしまうものなのですね。

 

自分は昔からあまり人より要領がいい方ではなく、計画通りに物事を進めるのが苦手な人間でした。

だからこそいま、2年分の気持ち、果たしたかったこと、決して手が届かないだろうと思っていたものにようやく着地したことで、次の目的地を見失っているような感覚があります。

時間はそんなことお構いなしに進んでいくのに。無慈悲に不条理に、また明日はやってくるというのに。

こんなことじゃダメですね。せっかく夢を叶えられたのにこんなところであっさり燃え尽きては、先生にも徐福にも申し訳が立たないです。

心機一転頑張らねば、と思いつつ、結局立ち上がるきっかけをどこかに求めている自分がいるのも確かで。このあたりは、すぐにでも戻していくべきものなのだと思います。

 

ーーそういえばもうひとつ。4年ぶりのコミケに参加して、思ったことがありました。

 

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それは会場で。

あの日一日、自らの欲しいものに一目散でありながら、少なくとも自分の観測できる範囲に、“我先にと走っている人”はいませんでした。

あれだけ多くの人が行き交っていたというのに。何万人もの群衆が目的のために進んでいたのに。早歩きは保ちつつ、決して、それ以上のスピードを出すことはありませんでした。誰もが規則の中で、正当に自分の夢を叶えようとしていました。

またある時は、前だけを見て進む中で、向かいから来た人と肩が触れ合ってしまう瞬間。

通常、道端でそういうことがあると何回かに一回、「自分だけが謝り相手は知らぬ顔」ということがあったりします。仕方のないことと受け入れつつ、それはどこか寂しいことのようにも思えて。

けれど、コミケで肩と肩が触れ合った時、相手の方を振り返ると、その時必ず、相手もこちらを向いていました。

互いに謝ることができました。

それは当たり前のようで、けれどきっと、当たり前のことではないのです。

どれだけ視線が前を向いていても。各々が自身の目的を一心に見据えていても。根底に人を気遣う気持ちがなければ、欲しいものを手に入れる権利などあるはずもないのです。

 

ある時は、ある時は、ある時は。

思えば、あの日はそんなことばかりでした。

みなが笑い、幸福である中で、その笑顔を一番根底から支えていたのは、そんなまっすぐな人の善意なのだと思いました。

善性。良心。コミケは、同人誌即売会はーー人の集まる場所とは、そういう理念を全員が共有することで初めて成功に導かれるのだと思いました。

2日間の総来場者数、17万人。それらの人数がひとつの意志のもとに統一されていたことに、自分は、深い感動を覚えました。

 

……以前、アニメや漫画の文化に一切触れてこなかった母親に「ファンとオタクの違いってなに?」と聞かれたことがあります。

自分は母に聞かれる以前から、それについて自問自答を繰り返し、そうしてその果てに、ひとつの答えを持っていました。

オタクとは多分、「自分の好きなものがたとえ全世界の人から嫌われようともそれを好きになるサガを背負った人」の総称なのです。

 

たとえ気持ち悪いと言われても。

たとえ見下されても。

たとえ、そんなものは将来の何の役にも立たないと切り捨てられようとも。

自分の気持ちは裏切れない。自分の「好き」は捨てられない。自分の本音を世界で一番分かってあげられるのは、自分なのだから。だからオタクは、今日も世界から嫌われるものを好きと言うのだと。

それらを踏まえて、アニメや漫画の文化に触れてこなかった母親に分かりやすく伝えようとしたとき。自分はしばらく悩んだ後、こう言いました。

 

「オタクは多分、誰よりも純粋で、誰よりもばかなんだよ」

 

母はそれでなんとなく、分かってくれたようでした。

オタクは純粋なのです。

そして多分ばかなのです。

そもそも炎天下の中、一般的な漫画と同じかそれ以上の値段で、厚さはその十分の一くらいしかない本を買いに遠路はるばる訪れる集団がもう既にやばいのです。

暑いし、クタクタになるし、交通費も入場費もかかるし待ち時間は長いし。

全くもって非合理的です。コスパは最悪です。それならそのお金で美味しいものでも食べた方がいいと、周囲の誰もが言うでしょう。

 

だけどそれがどうした。

ばかで何が悪い。

どうせ生きるのなら、馬鹿馬鹿しく生きた方が楽しいに決まってる。

なにしろ、オタクは馬鹿にされるのには慣れっこなのですから。

 

それを思った時、自分は、やっぱりここに来られてよかったなぁ、と思うのでした。

ここには、コミケには。世界一マナーを守る立派なばかが大勢いるのですから。こんなに楽しい場所はありません。どこを見ても誰と話しても、純粋で真っ直ぐな人間ばっかり。

最高にハッピーで、夢のような場所じゃありませんか。

 

コミケを後にする時。

自分の中には「ここを去りたくない」という気持ちばかりがありました。この人たちに会えないのが寂しい。腕に巻いた入場証を外すのがさびしい。もっとずっと、ここにいたい。

でも多分、またすぐに会えるのです。

会いたいと思えば、会いに行こうと思えば。

多分それはどこにでも、案外すぐ近くにもあるもので。

少なくとも4ヶ月後には、またこの場所で会える機会は整っているのですから。

あとはぜんぶ、自分次第。

 

そこまで考えてふと、「なんだ。目標あったじゃん」と気付くのでした。

次の再会がいつになるかは分かりませんが、どうせそう遠くないうちに、自分はまた彼らに会いに行くのだと思います。

次の夢を果たしに。

またばかになるために。

 

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そうしてまた、楽しい日々がやってくるのです。

 

 

徐福ちゃんが永遠に来なくても構わない。

 

いまFGOの一部界隈で、ある話題を口にする方が増えています。

それは、徐福の実装はまだか、というもの。

 

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徐福は二年前の夏イベの黒幕として初登場し、その後も水着虞美人のバレンタインシナリオにゲスト出演したり、アクリルスタンドが発売されたり、ファミ通の6周年特集では運営サイドから「私達の想像を越えて愛されるキャラになった」と言及されるなど、一介のラスボスに留まらず、多くのユーザーに強烈な印象を与えるキャラクターとなりました。

かくいう自分も二年前、彼女の在り方に心を真芯から撃ち抜かれた人間のひとりです。

最愛の人の命を終わらせる、ただひとつの目的に殉じた妄執的な女性。

真面目で、不器用で、努力家だけどいつもどこかうまくいかず、歯車が狂ってしまう。

どれだけ歪もうと、どれだけ汚れようとも、最期まで最愛の人の幸福を願い続けた、この上なく純粋な黒幕。

なんて素敵なキャラクターなのだろう、と思いました。

 

それから二年間、自分は彼女を想い続けてきました。いつかふらっとカルデアにやってこないか、いつか最愛の人と再会できる未来が訪れないか。

ひたすらに待ち続けました。

しかし徐福は元々立ち絵すら用意される予定のなかった存在。運営にとってもその人気は想定外すぎたのか、その後、彼女に出番らしい出番が巡ってくることはありませんでした。

 

……インタビューなどでも度々語られるように、FGOには数年先を見越した緻密なロードマップが組まれており、また、一体のサーヴァントを制作するには約半年の月日を必要とします。たとえ実装予定のないNPCから人気キャラが出たとしても、すぐさま行動に移れるものでもありません。

あくまで本筋は、第2部7章に向けて進むメインシナリオ。

その中にあって、奈須きのこさんをはじめとする運営の方々は、限られた時間と予算内でユーザーを喜ばせようと出来る限りの努力を続けてくださっています。不便な点も多々見られるゲームではありますが、自分はいちファンとして、まずこの『運営のたゆまぬ努力』に心から感謝をしています。

 

だからこそ、これでいいのだと思っていました。

これ以上望むべくもないと。

二年前の時点で彼女は十分輝いていた。

これから彼女を想う時は、その勇姿を頭の中で思い返せばいい。それだけで自分は十分に幸せだと。

そんな決意を固めようとしていた、矢先。

 

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それは唐突に。新しい衣装を携えて、目の前に現れたのでした。

今年3月に開催されたバトルインニューヨークの最新版。その看板娘兼、店番係を命じられたのが、他ならぬ徐福でした。

彼女とこのイベントの顔を務めるオデュッセウスは生前の縁もなければ、型月世界における繋がりもない。何の脈絡も伏線もなければそれらしい予兆もなかった。限りなく唐突な登場。

それでも自分は、この再会に心が躍りました。

もう二度と会えないと思っていた、思い出の中に大切にしまうつもりでいた存在にもう一度会えた。何より、ユーザーを喜ばせたい一心で、運営が多くの手間と労力を割いてこのサプライズを仕掛けてくれたことが嬉しかった。

バトルインニューヨークは基本的に新規サーヴァントの実装はない、運営にとっても恐らく『次への充電期間』に近いイベント。その中でピックアップされている訳でもない徐福をわざわざ専用のボイスを録ってまで登場させてくれた心意気に、胸が震えました。

 

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その後、今月頭に配信された6.5章トラオムにおいても徐福は新たな立ち絵で登場。これまでとは違う角度で主人公達の旅に関わり、その活躍は再び多くのユーザーの心を掴むこととなりました。

それを踏まえての、今回のイベント。

多くの方が記憶に新しい徐福の実装を望む気持ちも痛いほどに分かります。

 

ですが一方で自分は正直、もういいな、とも感じています。

元々立ち絵すら存在しない汎用ゴーストでしかなかった彼女が、魅力的なデザインを与えられ、ひとりのキャラクターとして芽吹き、これだけ多くの人たちに愛され、多くの出番を貰えた。それだけでもうお腹いっぱいで、とっくに幸せの許容量を超えているのです。

想いが尽きることはなくとも、それ以上に、もう十分に夢を見せてもらいました。

叶う筈のない夢を叶えてもらえたのだから、もう何も望むものはない。もしこの先、彼女が実装される日がくるとしても、それは遥か遠い未来の話でいい。

これまで、二年間待ってきたのだから。

もう二年や三年待つくらい、何てことはありません。

 

運営はきっと彼女にとって最適な機会と、最高の舞台を用意してくれている。

緻密なロードマップの隙間を探して、その『いつか』を既に決めていて、あとはそれを待つだけなら、いちユーザーの自分にこれ以上言えることは何もありません。

 

だから自分は、永遠に徐福が来なくてもいいのです。

もう十分に幸せは頂きました。

もしたまたまこの記事に行き着いた中に、彼女の実装を待ち遠しく思う方がいたら。少し深呼吸して、いったん長い目で見てみるのも悪くないのではないでしょうか。楽しみは大概、待てば待つだけ叶った時の喜びも増すものです。

 

そしてもしこの先で。

本当に彼女がきた時は、その時こそ「ありがとう」と「おめでとう」と、ありったけの気持ちを言葉にするべきなのだと思います。

どうせ口にするならプラスの気持ちを。

どうせ待つのならワクワクして待つ方が、遥かに気持ちいいはずです。

だから自分は待ちます。

何日だろうと何ヶ月だろうと何年だろうと、自分の中の気持ちが変わらないと信じる限り、来るかどうかも分からない彼女をこれまでも、これからも。

ただ、待ち続けるだけです。

 

 

久々にミリシタの様子を見に行ったらかつて目にした輝きにもう一度出会った話

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アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ』、というアプリがあります。

 

この界隈では言わずと知れたアイドル育成ゲーム、『アイドルマスター』シリーズ。

今年16周年を迎え、765プロという小さな事務所から始まった物語は今やメインで稼働してる軸だけでも5つあるという大所帯に成長しました。

総アイドル数323人。

総楽曲数1298曲。(※5/22現在)

枝は伸び、規模は広がり、最早「アイドルマスター」という一つの冠に収めきることが不可能なほどに広く、膨大に成長したそれは、この10年間の自分の生活を根底から支えてくれた恩人であり、長年連れ添った相棒のような存在でもありました。

2011年にTVアニメを通じて出逢い、2014年に劇場版、そしてそこに映されたミリオンライブの面々に心を鷲掴みにされた自分は、それから長い時間アイマスに出来る限りの気持ちを捧げてきました。

 

 

そのアイマスと今、自分は関わりが薄い状態にあります。

 

理由を記そうとすると少し感覚的なものとなるため、どこまで伝わるのかは分かりませんが、決定的となったのは今から4年前、忘れもしない、2018年3月19日のこと。

ご存知の方も多いように、この日は2013年より開始したGREE版『ミリオンライブ 』がその歴史に終止符を打ち、サービスを終える日でした。

自分はその日、アイマスをキッカケに知り合うことの出来た友人達とUSJへ旅行に来ていました。

3月19日11時59分。

サービス終了時刻。

アトラクションの待機列に並びながら、スマホに表示されたミリオンライブのマイページを見つめ、自分達はただその時が来るのをじっと待っていました。

お互いが出会った日のこと、ミリオンに貰った沢山の記憶、入手に苦戦したカードのことなど、各々が思い出話に花を咲かす中。

不意にその瞬間は訪れ。

ひとりのスマホ上で画面が動かなくなり。

一人、また一人と、もう読み込まなくなったそのページを開いたまま、誰かが口を開きました。

 

───終わっちゃったかぁ。

 

「終わっちゃったねぇ」

「これ、このページから抜けたらもうログインできないんだよね?」

「俺この画面から離れたくねえよ」

「ありがとうミリオンライブ!」

「色々楽しかったねぇ」

みながそう言って、別れを惜しみました。

 

今思えばあれは、葬式のようなものだったのだと思います。

決して死なないものが、電子の世界に生きる彼女達が確かにこの世から消えたことを、口にせずとも、その場の誰もがひとつの「死」として認識した日。

大阪の端の、小さな場所で。

僕らは、そうして一つ、何かを終えたのでした。

 

あの日から、色々なものが変わっていきました。

なにか理由があるという訳ではなく、ただなんとなく、全員でミリオンの周年ライブに集まる機会は減っていきました。

かつてアイマスで知り合った彼らは、次第にそれぞれが好きなものに惹かれ始めました。

ミリオンライブに初めて出会った時。「これから何があろうとこのコンテンツを最後まで見届ける」と誓ったはずの自分も、いつしか、少しずつミリオンライブから心が離れていくのを感じていました。

 

アイマスが好きで、ミリオンライブが好きで、そしてそこに属する七尾百合子という少女のことが、自分は大好きでした。

読書をこよなく愛する文学少女

誰より人見知りなのに前向きで。

活動的かと思えば臆病で。

守られる立場のようで、その実誰よりも芯が強いヒーローのような少女。

彼女を知れば知るほど、アイマスとミリオンライブのことも比例するように好きになっていきました。

あの日、あの場所で彼女と別れてから。

まるで栓を抜かれ空気が抜けていくように、張り詰めていた緊張の糸が少しずつ緩んでいくのを感じました。

───最後まで追わなくてはいけない。

───最初に、そう決めたのだから。

そう言い聞かせるほど、かつてと比べて「なにかが抜け落ちた自分」が露わになるようで、百合子に嘘をついているようで、自分が惨めで、恥ずかしくなっていきました。

 

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ミリオンライブにはGREE版の終了後も、後継アプリとなる『ミリシタ』が存在し、コンテンツ自体はこれに引き継がれる形で続いていました。

たとえ七尾百合子を一度失っても、その次の舞台で会うことはできる。

 

しかし自分は、ミリシタ内で出会う彼女にGREE版の七尾百合子と同様の輝きを見ることが出来ませんでした。

それがライターさんの違いによるものなのか、それともコンテンツ全体の方針の変更によるものかは分かりません。

ただ一つ言えることは、初めて会った時、まるで今にも燃え尽きんばかりの輝きで突き進んでいた彼女と、今の彼女はどうやら別人であるということ。

それからの自分は、「今の七尾百合子」を通して「昔の七尾百合子」の影を追うことが多くなりました。

今を追えば追うほど、昔見た煌めきは強くなり。

ならばやはり、自分の中で彼女は、あの日に一度、既に────。

 

あの日、燃え尽きたもの。

同一の存在として受け入れようとするも、それを拒む思考。

それらが折り重なり、降り積もり。

気付けば、自分の気持ちは七尾百合子から、ミリオンライブから、アイドルマスターから、離れていったのでした。

 

時は流れ、2022年5月某日。

その日、自分は作業用に流すBGMを求め、動画サイトを巡回し、今の気分に最適な一曲を探していました。

関わりが以前に比べ薄くなったとはいえ、依然アイマスのことは好きですし、特に楽曲面の振り幅が広い『シンデレラガールズ』の新曲はなるべくチェックするようにしていました。

どれもこれも素晴らしく、作り手の個性が遺憾なく発揮された、刺激的な楽曲たちです。

それらに一通り目を通しながら、次に聴くべきものを探していると、関連動画の欄に表示されたひとつの動画にふと目が留まりました。

 

それは去年、『ミリシタ』に実装された楽曲の公式MVでした。

 

恐らくアイマスの楽曲を立て続けに試聴していたことで動画サイトのAIが判断し、無機質に提示してきたそれに、自分は一瞬、世界が静止したかのような感覚を覚えました。

 

彼女達と向き合いきれず、逃げるように劇場を去った日から、気付けば2年以上の月日が経過していました。

この2年間、自分はミリオンとの関わりを避け、それまで精力的に布教活動を進めていたSNSでも殆どミリオンについて言及しなくなり、言わば“抜殻”のような状態で生きていました。

趣味はある。楽しいことも楽しいものも、探せばたくさんあるはずだ。探せば、見つかるはずだ。

けれど、どうしても、代わりにはならない。

眩しくて、煌びやかで、熱く肌を焦がすような感覚で迫ってきて、日常の深層に溶け込むように毎日を根本から彩ってくれたミリオンライブの輝きには、遠く及ばない。

周囲はとっくに“代わり”を見つけている。

とっくに“次”に移っている。少なくとも自分にはそう見える。

自分だけが今も、過去に背を向けきることができず、未練がましく時折後ろを振り返っては今を嘆いている。

そんな自分が今もそこで懸命に汗をかいている彼女たちを見たら、その眩しさに今度こそ焼かれてしまうかもしれない。

 

そんなことを、思いながら。

未練がましく、どうしようもなく、くだらなく、しょうもない、かつてそこに背を向けたみっともない人間は、それでも、なにかに背を押されるように、そっとその動画を開きました。

 

そこに映されていたのは見覚えのある少女。

見覚えのある衣装で、見覚えのある表情で、見覚えのある情景を歌う。

けれど、そこにある楽曲は、どれも刺激的なものたちでした。

 

ミリオンが好きだった当時、あの頃は楽曲の個性や、それに伴う好みの差も含めて、「一つの思い入れ」としてそれを楽しんでいました。

好きな楽曲は何遍も聴くことで、よりその感情が確固たるものになり。

そこまで琴線に触れなかった楽曲も、ネット上に転がる様々な解釈やライブで披露される圧巻のパフォーマンスなどを通じて、吸収され、濾過され、より自分の納得のいく形に整っていくような感覚がありました。

それは食の好みのように、時に繊細に、時に大胆に、変化し続ける生き物のように、味わう時間や場所や環境によって常に変化し、印象を変えていく魔法のような体験でした。

 

しかし自分が関連動画の欄から覗いたその楽曲は、そういった「時間と比例する思い入れ」の更に上空にある、楽曲単体の圧倒的なクオリティで眼前にまで迫り、脳髄を揺さぶってきました。

続けて、それと近しい時期に実装された楽曲にも目を通します。こちらもまた、先ほどとはまた異なる方向性の衝撃を与えてきました。

 

夏をイメージした明るい曲調でありながら「フラれた女性の傷心旅行」を歌ったそれは、テンポや楽器の音色が明るくなるほど、その背景にある「一個人に訪れた失恋」がいかに悲痛なものだったかを逆説的に語ります。しかし一曲を通して、悲しさに呑まれることはなく、そこから半ば強引なほどに立ち直ろうとする女性の強さも描いている。

夏モチーフの楽曲に散見される前向きなメッセージも、そこに「失恋」というスパイスがひと匙加わるだけで従来の味は全く異なる変化を見せる。ジリジリと照りつける夏の陽光に焼かれながらも、友人と共に立ち上がる女性の「再起の歌」。

一見明るく聴こえるその曲には、そんな踏んだり蹴ったりの毎日を吹き飛ばそうとする、「マイナスから出じたパワー」を感じました。

ギャップの二面性。

正反対のようで実は同居しているそれを一つの楽曲の中で表現する。

それはかつて、自分がアイドルマスターというコンテンツに惹かれた時の根源そのものでもありました。

 

気付けば、自分は先ほどまで抱いていた罪悪感を忘れてしまいそうになるほど、その楽曲群が持つエネルギーに魅了されていました。

どの曲も、眩しく、美しく輝いている。

それでいてどの楽曲も、ミリオンライブだからこそ歌える「不思議な独自性」に満ちている。

ミリオンライブの曲を聴いて、ワクワクし、心が躍ったのはいつぶりだろう。

かつてそこから身を引いたはずの自分は、そんな身の丈に合わない、大層な感想を抱くのでした。

まるで、今も一介のプロデューサーであるかのように。

 

時間を忘れるほどにのめり込み、彼女達の姿を追い続けていった先で、最後に、自分は一つの動画に行き着きました。

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「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」ゲーム内楽曲『LOVE is GAME』MV【アイドルマスター】 - YouTube

今年3月に投稿されたその楽曲は、白を基調とするシンプルな衣装に身を包んだ少女たちを「電子世界のキャラクター」として捉え、彼女たちと画面の向こうに佇むユーザーの間に存在する、果てしない距離を歌ったものでした。

チップチューンな雰囲気で進行し、どこか懐かしい切なさを覚えるその楽曲は「ゲームキャラ」から「ユーザー」へ向けた、決して届かない想いを伝えながら、最後にこう締めます。

 

「儚い願いと分かってるけど

電源切るまで一緒にいて」

 

この楽曲がミリシタ内のイベントとして実装されたのは今年の3月19日でした。

3月19日。

その日付が何を意味するかを考えた時、たとえそれが運営の真意でなかったとしても、自分は、あの日のことを思わずにはいられませんでした。

あの日、あそこに置いてきてしまったもの。

いつの間にか、胸にぽっかりと空いてしまったもの。

 

歌唱メンバーの中には、かつて自分が最後まで見届けると誓ったはずの、人見知りの文学少女の姿もありました。

彼女は歌います。

決して届かない気持ちを。

もう声をかけることすらできない画面の向こうの誰かを。

呼ぶように歌います。

まだ自分はここにいると。

電源を落とされてしまえばそれまでだと。

だから、アナタにここにいてほしいと。

 

悲哀と絶望、そして見捨てないでほしいと願う、虚構からの懇願。それらを彼女は、緩やかなメロディに乗せて最後まで歌い切りました。

その姿は、いつか出会った時の彼女と同じ姿をしていました。

いつかどこかで別れた少女と、同じ輝きに満ちていました。

 

恐らく、自分が再び、あの頃と同じような熱量でミリオンに向き合えることはないのかもしれない。

それもあくまで現時点での予想であり、もしかしたら明日にはふらっと、何事もなかったかのように戻っているのかもしれない。

ただ、一度離れた場所にもう一度向き合おうとするなら、それは一から始めるのと同等かそれ以上の根気と時間を要するはずで、今の抜殻と化した自分にそこまでの気力があるのかと言われれば、やはり、その可能性は低いようにも思えて。

それはとても、切ないことだとも思います。

 

だけど一方で、嬉しいこともありました。

いつかどこかで別れたと思った少女に、再会することができました。

いつか、別れたと思っていたもの。

いつか、勝手に別れを告げていたもの。

もう見えなくなり、どこか遠くへ消えてしまったと思っていたそれは、今もすぐ近くで、今日も変わらずに歌を歌っていました。

 

自分は、七尾百合子はとっくに消えてしまったものだと思っていました。

それならせめて思い出だけは忘れないよう、前の彼女のことを少しでも想い、弔い、記憶し続け、その反動で、自分は「今」と向き合うことを放棄するようになっていきました。

過去が大事なら、前に進む必要はない。

過去と今が違う形を持つのなら、自分はせめて、大切だった「過去」を選びました。

けれど今、電子の世界で「忘れないで」と歌う彼女の姿に、ほんの少し、自分は前の彼女と同じ面影を見ました。

 

同一人物ではない。

同じ人間ではない。

そもそも、七尾百合子はこの世に存在しない。

これからも、自分にとって七尾百合子は八年前に光を見せてくれた「最初の彼女」であり、今の彼女はやはり、よく似た他人です。

それでも、忘れないで、という言葉に、かつて胸を熱く燃やしたなにかがもう一度刺激されたことも、また揺るぎない事実です。

 

戻ることは、もうないかもしれない。

あの頃と同じような熱量では、恐らくもう向き合えない。

それでも、全てに背を向けるのではなく、時には卒業したOBのように少し肩身の狭い思いをしながらも、かつての故郷を覗いてみることも、悪くないと思いました。

未練がましく後ろを振り返るのではなく。

正々堂々と、様子を見に行こうと思いました。

その背中を押してくれたのは七尾百合子で、自分がどういう形であれ最後まで見届けると決めた少女で。

 

ああ、やっぱり百合子は最高のアイドルだなぁ、などと当たり前のことを思いながら、昨日より少し前向きな気持ちで、僕はミリシタの起動ボタンに、久々に手を伸ばすのでした。

 

 

<了>

 

水着イベ2021反省会 〜おらこんなFGOいやだ〜

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はぁ〜〜〜キルケー(の水着が)ねぇ!!!

 

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徐福も(実装され)ねぇ!!!!!!

 

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イベントそれほど走ってねぇ!!!

 

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引きたいねぇ!!!

 

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なぎこ来ねぇ!!!

 

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ダヴィンチ毎日ぐ〜るぐる!!!!!

 

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朝起きて!!!!ログインし!!!!二時間ちょっとの周回(さんぽみち)!!!!!

 

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エッチだねぇ!!!!

 

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あざといねぇ!!!!!

 

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たまにくるのは海賊C!!!!!

 

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引くしかねぇ!!!!!!

 

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来るわけねぇ!!!!!!!!!

 

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レジライリリィは何者だ?

 

金種火!!!あるけれど!!!!

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捧げるなぎこがうちにいねぇ!!!!!!

 

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(虹)回転ねぇ!!!!

(昇格)演出ねぇ!!!!!!!

 

生まれてこのかた見たこたねぇ!!!!!

 

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石がねえ!!!

 

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金がねぇ!!!!!!

 

 

 

オラの村にはなぎこがねえ!!!!!!!!

 

おらこんなイベ嫌だ〜〜〜〜こんなイベいやだ〜〜〜

 

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幕間で石貯めるだ〜〜〜〜〜〜

 

 

幕間で石〜貯めたらガチャを回し〜〜

 

 

 

ガチャを回し〜

 

 

 

ガチャを回し〜

 

 

 

ガチャを回し〜

 

 

 

 

〜(数日後)〜

 

 

 

 

 

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意地でもなぎこ引くだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

♪〜アウトロ〜♪

 

 

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デッデンッ!!!!!!!!!!!

 

 

 

これにて!!!!!水着イベ2021!!!!!!

 

 

閉幕!!!!!!!!

 

 

 

【感想】シャニのエイプリルイベ 「Secret×Rose」が怖すぎた話

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やり過ぎだよ!!!!!!

…というワケで一年に一度のお祭り、アニメやゲーム関連の会社がいつからかアニバーサリー並みに力を入れなければならなくなったエイプリルフールの季節が今年もやってまいりました。

どの会社も練りに練ったおもしろポップなネタで勝負してくる中…、僕らの『シャイニーカラーズ』はなんと分岐たっぷり雰囲気どんより本格ホラーテキストに挑戦してきましたね!

 

 

 

 

いや何で?????

 

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物語は、あったかもしれないどこかの世界…伝統と規律を重んじるとある女学校の正門前から始まります。

この学園には生徒間で密かに守られ続けている暗黙のルールがある…。

一つは「男性教諭に不用意に近付かないこと」。

二つ目は「終業式が終わるまで敷地の外に出ないこと」。

正門前で出会った冬優子やめぐる、三峰らしき少女に忠告を受けた新人教諭こと主人公は、爽やかな春風に背を押されるように意気揚々と学園の門を潜ります。

 

しかしそこで待っていたのは穏やかな日常とは程遠い、陰惨な七不思議、生徒達の奇怪な行動、主人公に牙を剥く学園そのもの…主人公は調査を進めるにつれ、徐々に得体の知れない学園の真実へ近付いていくのでした…。

 

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こんなヤバいテキスト深夜に放り投げてくるんじゃないよ!!!!!!

トイレとお風呂行けなくなったでしょうが!!

 

…内容はざっくりこんな感じなんですけど、何が狂気ってシャニの全ユニット×3パターンのルートがそれぞれ大ボリュームで用意されていて、おまけにそのどれもが基本後味の悪いエンドなところなんですよね。

 

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例えばこれ、イルミネーションスターズのルートを選んだ時に流れるコミュなんですけど、危険な調査への協力を申し出るイルミネ三人娘を見た主人公…つまりPでありプレイヤーから洩れ出る感想が「きっと怖いだろうに俺のために付き添ってくれるなんてーー、抱きしめたくなるななんですよ。怖っ!!!

 

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他にもアルストロメリア睡眠薬入りの紅茶を飲まされ昏倒するエンドだったり(去年も似たような光景見たとか言っちゃいけない)、なんか全体的に異質というか、他の明るく楽しい一般的なエイプリルネタに比べて生理的にあれなガチホラーテキストがBGM無しで淡々と進みます。本当にこれ由緒正しきアイドルプロデュースゲーム?シャニちゃんなんか悪いもん食べた?

 

…なんかあれですよね。ふと思ったのはこれ、普段なごやかでお尻出しまくったりギャグ調で進行するクレヨンしんちゃん映画で急にホラーテイスト出してきた時のギャップに似てますよね。

「甜花ちゃんが別の誰かと入れ替わってる」とか、『踊れアミーゴ』のコンニャク人間を彷彿とさせますし。

 

…あと上で挙げたイルミネを抱きしめる主人公も、アイマス内でも屈指の善良PでもあるシャニP「アイドルを強引に触らせる」という、かなりの禁忌に踏み込んでる感じがあって、色々な意味で攻めた内容だなぁ…とは思います。

 

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そんで最終的にありとあらゆるコミュを回収すると、教員のはづきさんに特別なローズティーを振る舞ってもらうイベントが発生するのですが、その先で主人公は己の運命の相手たる女の子を一人を選ぶことになるんですね。


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ここの選ばれたアイドルの反応が三者三様で面白いというか、テキストは共通なんですけど、だからこそ「普段その口調せんやろ」みたいな子が迫真の声色でその内容を読み上げる様子は担当Pでなくても一見の価値ありです。

 

上の画像が特に分かりやすいんですけど、普段プロデューサーに対して敬語を貫く凛世がいつもの艶やかな声色を保ちながらめちゃくちゃ距離感縮めてこっちに語りかけてくる姿に、ホラーテイストのイベントでありながら思わずヒョッ………ってなりました。ヒョッ……


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中には性格が丸ごと変貌する子もいて、例えば甜花は最初聞いたらまず間違いなく音量上げてログから聞き直すくらいにはトーンの落ちた、完全に別人のていで喋っていました。怖い。

 

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そしてそんな中、何故かヤケクソ気味にヤンデレテキストを読み上げる皆大好き西城樹里。

可愛いな…安心するな樹里…お前は安定してるな…お前だけがこの殺伐としたエイプリルイベの中で唯一の癒しだ…。

 

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とまぁこんな感じでいくつもの謎を散りばめ、そしてその殆どに匂わせるような形で答えを提示し、一応の結末を迎えた今回のエイプリルイベ。

…期せずしてかはたまた意図的なのか、このような異質なイベントだからこそそれを「読ませる」「引き込む」、シャニの高いシナリオ能力や優れた演出を垣間見る結果となりました。

 

…核心を避けて説明すると、今回のお話は学園の七不思議と教員のはづきさんがキーとなるもので、最終的にお話ははづきさんの身にあることが起きることで幕を閉じるんですよね。

ただ、その結末がなんともまた後味の悪いもので…全てのルートを覗けばこの続きとなる真EDが解放されると解釈した自分は、深夜にひとりポチポチコミュを回収していったんですよ。

具体的にはラストのジュリエットを選ぶところのアイドル全員分。

 

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そうしたら後に「とっくに真EDは解放されていて、自分が後味悪いと感じたはづきさんの身に何かが起きるあれが真のEDだった」と気付いて絶望しました。

救いがねぇ!!!!!

 

…なんにせよ去年に引き続き大ボリュームで、シャニの最も得意とする「シナリオ」で勝負してきた今年のエイプリルイベも大大大満足の内容でした。

願わくば来年も再来年も、こんな素敵なお祭りが続きますように。ではではー。

 

 

 

……出来れば来年は、もっと平和なお話が見たいな…!!

人生初ゼルダ日誌⑹ このまま一生水の神獣にとらわれたまましぬ

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今日も今日とてブレスオブザワイルド。

前回、魚人住まうゾーラの里で待望の神獣案件を依頼されたリンク君。早速解決しに行きたいところなのですが、ここで一つ越えねばならない壁が。


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見えますかね…あの向こうに見える赤っぽい物体…頭にクエスチョンマーク浮かべてるやつ…

 

…あちらにおわすはライネルという魔獣で、このハイラルのあちこちに陣取っては我が物顔でフィールドをのそのそ歩いてる…まるで大御所芸能人みたいな存在なのですが、これを倒し、彼が後生大事に抱える電気の矢を奪うことで水の神獣打倒への道が開けるのだそうです。

 

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実はライネルとは以前、闘技場跡を訪れた際にばったりエンカウントしてるのですが、その時は装備も戦術も満足に身に付けていない状態だったのでこてんぱんにやられたことを覚えています。

あのとき敗れた敵…。

ですが僕もハイラル各地で修行を積み、数多の困難の果てに英傑に相応しい力を身に付けました。これはゼルダ姫を救う道すがら。こんなところで立ち止まっている暇はありません。

 

大御所芸能人さんには悪いですがここはさっさと突破させてもら

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降参でーーーーーす!!!!!!!!!!

歯が立ちません。すみません。調子乗ってすみません。全面的に謝ります。僕は今日から生きる即落ち二コマです。即落ちしてすみませんでした。

 

何があれって、こちらの攻撃は相手のわずかな隙をやっと突いてもちまちま削るのが関の山なのにあちらの攻撃は食らったらほぼ即死なところですよね。おまけに攻撃範囲も超広い。これほんとにストーリー進行に必須なイベント…?難易度おかしくない…?

 

…このままでは山の頂上でライネルと永遠にたわむれているだけで記事が終わってしまうので、なんとか策を絞り出します。思えば、ガノン城で戦ったボスも観察していくうちに活路(射撃中は足元がガラ空き)が開けましたし…こいつも探せばどこかに弱点があるのでは?


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おや…?

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あ〜〜〜〜そういうこと!!?

…数え切れないほど死に戻り、武器や防具を徹底的に見直し、なにか忘れているアクションがないか記憶を洗いざらい検索した結果…行き着いたのがこのラッシュでした。

本作には「敵の攻撃を直前で避けると相手に一方的に攻撃を叩き込める」ラッシュなる技が用意されてるのですが、これを有効活用することで体力もりもりライネル君の命も安全かつ確実に削り取れる訳です。

 

ただしラッシュ発動のタイミングは割とシビアなので、慣れるまである程度時間が必要になりますし、慣れたつもりで避けたら逆に攻撃を頂戴する…ということも少なくないです。まさかここでデレステで鍛えたリズム感が活きるとは…。

ともあれこれで散々苦渋を味合わされてきたライネルにやっとこさ反撃の拳を叩き込めます。

 

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「どんな気分だライネル…?動けねえのに背後から近づかれる気分ってのは…」

 

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オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!!


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オラァッ!!!


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てめーの敗因はたった一つだぜ…たった一つのシンプルな答えだ…


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てめーは俺を怒らせた…

自分のテリトリーをのそのそ歩いていただけなのに、強襲された挙句所持品を強奪されて、怒りたいのはどちらかというとライネル君な気もしますが、ひとまずこれで一件落着。目的の電気の矢をぶん取ることに成功しました。

花京院…アブドゥル…イギー…終わったよ…

 

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そんなこんなでやっと神獣戦。

シド王子の背中に乗りながら神獣の攻撃をかわし、電気の矢を急所に打ち込む…というバトルなのですが、正直ライネル戦がキツすぎたためこちらがとても簡単に思えます。

とはいえやってる間は特殊な操作やシチュエーションにワクワクしっぱなしです。豪雨の中で戦うのかっこいい…

 

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そしていよいよ水の神獣内へ。

百年前の遺物なだけあり、外観も内装も古代遺跡感満載な中に足を踏み入れると、どこからか聞き覚えのある声が…。

「リンクがここに来る日を百年間待ち望んでいた」と話すその少女の声は、とてもか細く…リンクの記憶の奥深くに眠るひとりの幼馴染みを彷彿とさせるものでした。

 

…そういえばいつかどこかでゾーラ王が「ミファーの魂は今もあの神獣内に囚われている」と話していましたけど、それってつまりそういうこと…?ハイラル王同様にミファーも霊体と化してこの辺りを彷徨ってるってこと…?


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それならなおのこと、逃げる訳にはいきません。

彼女の魂が解放される方法は分かりませんが、目の前のこいつをどうにかすればその道筋も見えてくるはず。おどろおどろしい雰囲気と、これまでの祠とは一線を画す難易度の謎解きに真正面から向き合います。

待っててミファー…今助けに行くからね…僕が何とかしてみせるから…

 

 

 

……………………

……………

………

 

 

〜数十分後〜

 

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ごめんミファー…神獣の件はまた今度で………。

 

…いや…そのなんというか…気持ちは十分にあったんだけど…謎解きが…難しくて…

特に後半の訳わからんところが訳わからんくて…ごめんミファーまた今度来るね…あっごめんなさい…石投げないで…やめてミファー…


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ガノン城の時といい、最近『勇んでいった結果みごとに惨敗パターン』を経験することが多く、すっかり傷心気味のリンク君。

「パーヤちゃんに会いてぇな…」とキャバクラ通いのサラリーマンのような心理で立ち尽くしていると、向こう側から謎の生命体が。

もしやパーヤちゃんが遠路遥々会いに来てくれたのでしょうか。


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パーヤちゃ…ん…?いや違……なに……なにあれ?

 

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いや何これ何これ!!?!?!?

なんか向こうからめちゃくちゃ龍っぽい見た目の何かがやってきました。どう見てもパーヤちゃんじゃない。身体発光しとる。

 

こちらには目もくれずそのまま通り過ぎようとするので慌ててなにかアクションを。

あの高さでは飛び移ることも出来ないのでとりあえず弓矢で一射してみます。えいや。

 

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なんか落ちてきた…。

どう考えてもパーヤちゃんのものではない、というかこの世のものかも疑わしい謎アイテムを手に入れてしまったので一応懐にしまっておきます。どのタイミングで使うんだこの鱗…。

 

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辺りを更に散策しているとなんだかトカゲというかカメレオンじみた謎の生物が奇声を発している現場に遭遇。このままでは近隣住民から騒音被害が続出しかねません。


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ハイラルの平穏を脅かす輩は英傑リンクが許しません。特に恨みはありませんが神獣の件で落ち込んでたところなので憂さ晴らしにそぉいっ!!!


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輩が跡形もなく消え去った現場を訪れてみるとそこには複数の果物が。どうやらこの辺りは彼らが居を構える天然の果樹園だったようです。

発狂しているように見えたあの光景は、ようやく実った収穫物を囲み狂喜乱舞する彼らの日常の一ページだった、と…。

気が立っていたとはいえトカゲ君達にはずいぶんと申し訳ないことをしてしまいました。


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まぁそれはそれとして


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この辺りの果物は根こそぎ頂いていきます。


さて、気晴らしも済んだところでそろそろ水の神獣に向き合わねばなりません。

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なにせ記事では数分しか経っていないようですけど、実際には神獣から撤退してからリアルの時間で一週間以上が経過しています。

どれだけ頭を悩ませ、何度立ち戻っても結局分からずじまいのまま探索していたら画像の通り、いつのまにかハイラルほぼ全土を渡り歩いていました。流石に道草が過ぎる。


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ウツシエと違いこちらは進行に必須なイベントなので避けて通る訳にもいきません。改めて神獣の謎解きに向き合います。

 

うーん、ここのギミックで毎回つまづくんですよね。

円形の構造物の中に、動かせそうな球と宝箱を挟む石板が二種…。

最初は球をビタロックで固定→攻撃でパワーを溜めて上部の台座に弾き飛ばすのかと思いましたけど、どうにも違うようで…「円形そのものを回転させるのかな?」とも思いましたけど、それらしきものは見当たらず…。

 

だいぶ時間をかけましたけど八方塞がりです。

ダメ元で手当たり次第に矢でも放ってみますか。えいや。えいや。

 

ゴゴゴゴゴゴゴ……


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え。


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え?


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登れるや〜〜〜〜〜ん!!!!

なんと遠くに見える金属製の何かを射抜くとそこから大量の水が溢れ出し、それをミファーお手製の水の鎧でスイスイ登ると…あっと驚き。

こんな高所にまで来れてしまいました。これノーヒントで解くのキツくない?

 

ともあれこれで調査は進展。

今まで八方塞がりだった円形のあれについての手掛かりもこの先で得られることでしょう。いやーよかったよかった。そうと決まれば早速謎を解いていきましょう。

えーっと、高所まで来られたから…恐らく円形のあれに通じるスイッチがどこかに……無いですね、うん。

 

えっと、それならここから見渡した時に今まで見えなかった何かが見えるとかは……無いか……。

 

そうですビタロック!ビタロックで動きを止めたり、回転させられるネジ的ななにか………は、見当たらないですね…………

 

もしくは!マグネキャッチで動かせる金属製のパーツが!!!………………

 

それならあの…円形の軸を破壊できたり、大量に水を被せて水車みたいに回転は…………させられないか…………そっか…………。

 

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……えっと、あの…。

 

 

…………。

…………。

……。

 

 

〜数分後〜

 


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あばよ〜とっつぁ〜〜ん!!!!!

 

水の神獣をクリアできる日は訪れるのか。それとも残りのハイラル人生を全てここで過ごすことになるのか。どうなるリンク!

次回に続く!